偏差値38、赤点3つから勉強の質を意識して偏差値60を超えるまで
偏差値38、赤点3つからの大逆転物語
今回は、部活にまみれて成績が最底辺まで落ちてしまった僕の大逆転物語について話したいと思います。
やっぱり勉強は質が大事なんだと思わされた僕の過去です。
これを読んでもらえたら、勉強法の大切さは十分に分かってもらえると確信しています。
ぜひ読んでいってくださいね!
・目次
部活動に全てをかけ、成績が最底辺だった日々
僕が高校2年生だった頃、部活動が毎日あって、休みは1日もありませんでした。朝5時に起きて朝練に行き、帰りは自主練と称した練習で家につくのは20時という超過密スケジュール。
しかも部活のコーチが今の時代に似合わない、完全な「昭和の鬼コーチ」でした。
僕はバドミントン部だったのですが、なかなか水を飲ませてもらえなかったり、ミスが続くと体育館いっぱいに響くほど怒鳴られたり、片付けも少し遅れると次の日に厳しい練習が追加されたり、、、
極めつけは、真夏の体育館内を5時間、終わる時間を知らされることなく走り続けたことだってありました。
午前中から「このまま日が暮れるまで走らされ続けるんじゃないか」という絶望感はいまでも覚えているほどです。
今となっては良い思い出なんですけどね笑
こんなのを毎日続けるわけですから、勉強する時間なんてまったくと言っていいほどありません。
そしてついに、定期テストで赤点を3つ取ってしまいます。
ですがこの段階では、赤点3つという惨状に意外と落ち込みませんでした。
テストで悪い点を取って先生に怒られるより、試合でしょうもない負け方をしてコーチに怒られる方がよっぽど怖かったので、正直気にしていられなかったというのが本音です。
なのでこの時はいったんは目を背けてまた部活に打ち込みました。
と思っているのもつかの間、追い打ちのように、その定期テストのすぐ後に行われた模試では5科目で偏差値42、数学に至っては偏差値は38しかない状態に陥ります。
ここでさすがに焦り始めました。
僕が高校1年生だった頃は
「絶対に勉強に時間を注ぎ込んで良い大学に行ってやる!!」
と意気込んでいたので、その時のことをふと思い出したんです。
このままだと大学どころか高校すら卒業することはできない。でも、部活動も本気でやっているからやめたくない。なんとか部活動を続けつつ、その中で成績を伸ばしていく術を身に付けたいと心に決めました。
何をしても成績が伸びない暗黒時代
そうして成績を上げるために、まずは単純に勉強量を増やしてみることから始めました。
ですが先ほども言った通り、朝5時に起きて20時に帰ってくるという生活の中では、勉強量を増やすにしてもどうしても限界があります。
そもそも1日は24時間で、部活動分をそこから抜けば残る時間はわずかしか残りません。
それでも一時期はまさに「がむしゃら」といったように、勉強量にだけこだわっていました。
「成績が伸びないのは、単純に自分に勉強時間が足りないからだ」
「同じように部活動をしていても、当たり前のように良い点を取る友達がすぐ近くにいるのだから、自分もすぐに追いつけるはずだ」
そんな風にしか考えることができず、ただひたすらに、ただがむしゃらに量を増やすことだけにこだわっていました。
そしてその結果、、、成績はほぼ変わりませんでした。
定期テストでは赤点を回避できるくらいにはなったものの、平均点よりはかなり下の結果。
模試でも偏差値はほぼ横ばいで、「あんなに勉強したのになんで??」という感覚が襲います。
「周りは当たり前のように成績を上げてきているし、自分も同じようにそこそこ勉強すれば成績なんて自然に伸びるだろう」なんて甘い考えだったのをいまでも覚えています。
ですが個人的に、この時の勉強量は僕にとってはほぼベストに近い勉強量だったのでかなりショックを受けました。
次に僕は「先生に相談せずに1人でやっていたから上手くいかなかったんだ」と思い、先生たちに勉強の仕方を相談することにしました。
国語、数学、英語、世界史、化学、生物。これらの先生たちに勉強の仕方を聞きにいき、どのような勉強をしていけば良いのかを聞きに行きます。
先生たちから話を聞きながら「なるほど!」と思うことはかなりあったので、それをメモして1、2ヶ月ほど実践してみました。
それでもまだだめでした。
教わった勉強法はそれぞれ少しずつ違いましたが、全員から「結局のところは勉強が足りていないんじゃない??」というような言葉をもらいました。
ここで一度、完全に心が折れます。
その時は笑って受け流していましたが、朝から晩まで部活動で埋め尽くされていた僕にとっては、それほど言って欲しくない言葉はありませんでした。
部活動をこなしている今の自分を変えたくない、でもそんな中で成績を伸ばしたいと思ったから相談しに行っているのに、結局は「量をこなせ」という結論に戻ってくるのなら、勉強なんてしたくなかったからです。
先生を頼っても何も理解してもらえななかった悲しさと、思いつく限りのことはした上で成績が伸びなかった虚しさで、全てが嫌になる時期がありました。
価値観を変える一瞬のひらめき
そして勉強に対するモチベーションがゼロになり、もうどうにでもなれと思いながら過ごしていたある日のこと。
何気なく見ていたテレビで、【東大に毎日2時間の勉強で合格】という人を見ました。
その人は「勉強時間にとらわれているから勉強の本質を見失う」と言っていて、今までの僕がまさにそれだったことに気づきます。
その瞬間に、ふと
「あれ…?もしかしたら短時間でも良い結果を出すための方法があるのでは??」
ということを考え始めます。
勉強量が取れないのなら、勉強の質を高めれば良い
ということを。
きっかけは些細なもので、そんな簡単なことになぜ気づけなかったのかと今になっては思います笑
ですがその当時の自分は必死で、「勉強量をあえて減らす」なんて考え方はできませんでした。
僕の中で、勉強といえば何よりもとにかく時間を費やせ!なんてイメージが強すぎたんですね。
そして、この機を境に勉強の質を意識した勉強法にシフトチェンジしていきます。
成績上昇の怒涛の快進撃
それからは脳科学や心理学などを踏まえて、「人がどのような時にどのような行動、心境に陥りやすいのか」という観点を中心に、勉強効率を上げるための勉強をしていきました。
そして考え方を変え、勉強に質を求めるようになってから1ヶ月後に定期テストが。
一度は挫折していたので(今回もまたダメなんじゃないか…)という不安がありましたが、その定期テストではかすかに手応えを感じました。
質を意識するようになって立てた計画は、考えていた通りに勉強が進みます。
むしろ少し時間に余裕さえ生まれていました。
それに比例するように定期テストの結果も伸び、平均点より少し上というあまり自慢できる結果ではありませんでしたが、その頃の自分にとってはかなりの喜びでした。
そしてそのまま次の模試。
勉強に質を求めるようになってから3ヶ月でしたが、成績の上がり方には目を見張るものがありました。
結果は京大B判定。偏差値は国語で77で、国数英の総合でも偏差値は60を超えていました。
その時、喜びのあまり写真を撮っていたのでここに載せておきます。
それまでは国数英で偏差値が42しかなかった自分にとって、2度見ではすまされないくらいの驚きです。
この時の自分は、正直自分でも信じれませんでした。
「あんなに悩んで失敗して挫折したのに、本質さえ掴んでしまえがこうも簡単に上手くいくのか!!!」
という感動は、おそらく一生忘れることはないと思います。
勉強法にこだわり始めた1ヶ月目の定期テストでつかんだ小さな手応えは、この頃には大きな確信へと変わっていました。
高校生の皆さんに知っておいて欲しいこと
自分の場合、先生に聞いても成績が伸びなかったので個人的に勉強法を学びました。
おそらく一般的な高校生であればそんな時間すら惜しいと感じるかもしれませんが、自分はもうそうするしか手がなかったので勉強法の勉強をして、勉強の質を高めることにこだわりました。
「1人で勉強しているだけでは絶対に気づけない間違い」はいくらでもあります。
正しい勉強法があるということは、その分だけ間違った勉強法があるということ。
この両方をいかに知っていて実践できるかどうかで効率に大きな差が生まれます。
勉強は決して量じゃなく、質で勝負が決まります。もし今あなたが勉強時間を取れずに悩んでいたり、自分の勉強法に不安を感じているのであれば、ぜひ力になりたいです。
この話を読んで、僕のような体験がしたいと思った方は残り3つの記事を読んでください。
明日は「成績を伸ばすために必要な考え方」についての記事です!期待しておいてくださいね