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第1章

 

<塾や学校の先生は知らない、偏差値の伸びない考え方>

 

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「努力は報われる」

 

よく塾や学校で聞く言葉ですが、個人的にはこれは間違っていると思います。

 

この言い方では、「どんな努力であっても努力さえしていれば成功する」と勘違いしてしまいそうです。

 

ですが死ぬほど努力しているのにもかかわらず報われない人がいて、悔しい思いをしている人が一定数いる時点でこの言葉は当てにはなりません。

 

言い方を変えれば、思考停止状態と言っても良いと思います。

 

どのように努力していくかを考えたくないから、とりあえずがむしゃらに努力して安心しようとした人が作った言葉なのではないかと思うんです。

 

なので本当に成功する人、本当に成績を伸ばすことができる人は

 

「正しい努力は報われる」

 

というように言い方を変えています。

 

正しい努力は100%報われます。これだけは保証できます。

 

このように、世の中に出回っている言葉や常識には100%合っているかと言われればそうでは無い場合があります。

 

それを今回では何個か紹介しつつ、どのように考えれば「普段から偏差値を伸ばすことができる考え方ができるか」を説明していきたいと思います。

 

今回の章を読めば、

・勉強において、「考え方」がどれほど大切なものか理解できる

・塾や学校の先生では知らない「成功する」考え方を身に付けることができる

・その考え方をもとに、成績を上げるまでの流れをつかむことができる

 

ので、この3つを意識しながら読んでいってもらえると、効率よく本文の内容を吸収していけると思います。

 

 

 

「勉強に対する考え方」が成績を上げる大きなカギになる

 

皆さんは普段から「どうすれば早く成績を伸ばすことができるかな」ということはよく考えているのではないかと思います。

 

ですが、意外と盲点になっているのが「勉強に対する考え方」です。

 

ここをおろそかにしてしまうと、勉強をしていても成績の伸びが悪くなってしまう可能性が高くなってしまうんです。

 

少しずつ説明していきますね。

 

まず、普段皆さんが考えているような「どのようにすれば成績を上げられるだろう」といった内容は、「成績を上げる」というゴールに対しての「手段」のようなものです。

 

ゲームで例えると、

 

レベルを上げたい

⬇️

経験値を稼げば良い

⬇️

効率的に経験値を稼げる方法はなんだろう

⬇️

「」

 

この「」の部分から、人によって色々とあるわけです。「先生に聞いて成績を上げよう」とか「この方法は周りはイマイチって言ってるけど自分にとっては良い方法だな」とか、個人的に「手段」として考えていく部分です。

 

これらを考えることは成績を上げる上では必須ですし、絶対にやらなくてはいけない大切なことです。

 

ですが、この上にさらに考えなくてはいけないことがあるんです。

 

それが「勉強に対する考え方」。これが先ほど例で挙げた、「ゴールに対して考えるべき手段」を考える上でとても大切になってくるんです。

 

勉強に対する考え方というのは、一言で言ってしまえば

 

「今している勉強が、将来の自分にとってどれほど影響を及ぼすことなのか」

 

を考えることです。

 

今まで手段の話をしてきましたが、人の行動原理は「自分にとって得になること」です。

 

今までのことを思い返してもらうと分かりやすいと思うんですが、例えば何かのスポーツを上手くなりたいと思った時、人は練習します。

 

これは「スポーツを上手くなりたい」という分かりやすい感情の裏に、「上手くなって人から褒められたい」とか「上手くなることで周りから認められる」などの「承認欲求を満たしたい」という根本的な感情があるためです。

 

全ての行動がこの承認欲求からくるとは言いませんが、「人が努力して手に入れることができるもの」をなぜしたいのかという観点で突き詰めると、大体がここにたどり着くとされています。

 

この欲求は個人にとって幸せな感覚をもたらすため、結局は「自分にとって得になること」が行動原理なことに変わりないんです。

 

それは勉強においても同じことが言えます。

 

「ただただ成績を上げたい」という感情だけで、成績を今まで以上に急激に伸ばすことは難しいです。

 

「成績を上げる」ということ自体に喜びを感じられれば一番ですが、それ自体に価値を見出すことは簡単なことではないからです。

 

「成績を上げたい」という感情の裏にある根底的な、本能的な感情に自分で気づくことがとても大切です。

 

なので心の底から「これだけは絶対に譲れない、周りがどうであっても自分だけはずっと持ち続けられる」と確信できる何かがあればそれで十分です。

 

トラブルが起こった時や想定外に計画が進まなかったときなどにこれがあるかないかで「諦めたくない」という感情のレベルに差がつき始めます。

 

そしてその差は、単体で見ればそう大きな差ではないかもしれませんが、受験が終わる頃には周りと桁違いなほどの差となって浮き彫りになるんです。

 

なので成績を上げるための手段を考える日々の中で、自分が勉強した結果、どんなことが自分に起きるかをぜひお風呂や寝る前に考えて見てくださいね。